pixiv 2015 SUMMER BOOT CAMP 参加記
参加しました。
概要
2015年8月31日(月)~9月11日(金)の10日間で、「『1日○回は起動し』『創作活動を楽しくする』ようなアプリ」 を作るという課題の元、企画の立案からプロトタイピング作成・成果発表までを遂行しました。
インターン期間中は6人でチームを組み、チームの中ではエンジニア以外にも総合職(主にマネジメントやアプリのグロース施策などを考える)・ デザイナ*1などの担当に分かれました。また、各チームにはメンターが2人つき、企画立案におけるプロセスやチームのマネジメント、また技術面でのサポートを頂きました。
期間中には、エンジニアのための講義や昼食会などの交流の機会も多くあり、社員のナマの声を聞くことができました。
やったこと
企画
ここでは多くは述べませんが色々と大変でした。バックグラウンドの違う6人というメンバーでは、それぞれの知識や考え方は全く違います。 意見の衝突や議題からズレたりすることがよく起こりました。一言で言えば炎上に近い状態でした。
しかし、メンターの方々の手厚いサポートや、それぞれのメンバーがお互いの思いを共有する時間を取ることにより、最終的にはお互いが歩み寄ることが出来ました。誰も欠けることなく笑顔で最終日を迎えたことはとても嬉しく思います。
あと、可視化は大事です。本当に。
サーバーサイドプログラムの開発
今回は匿名SNSのアプリを作ることになったため、サーバーサイドのプログラムを担当しました。
担当は自分だけだし日数も短いから適当でいいでしょとの思いから、適当なIaaS+フレームワークなしPHP+SQLiteでフルスクラッチ開発しました。*2
クライアントプログラム(iOS)の開発
このインターンに来るまでXCodeすら開いたことのない始末でしたが、クライアントのiOS開発も担当することになりました。 ググりながら見慣れぬ環境での開発は楽しくもありましたが、辛いこともありました。社員の方々からレビューを頂く際に、自分が担当した部分が完全にバグった時は血の気が引きました。
しかし、最終的にはちゃんと動くモノが出来たので本当に良かったです。他のエンジニアメンバーにも感謝です。
所感
色々あるのですが、一つだけ。
今まで個人で作ってきたものは「技術を使ってみるためのモノ」でした。つまり、特に役に立つことやユーザーを想定することはせず、 自分が興味があったり、巷で話題があったりする技術を利用するために、モノを作っていたことが多かったです。
しかし、今回のインターンに関しては、ユーザの観点を考えたプロダクト作りという中々経験がないものでした。 そのため、そういったプロダクト作りにおける技術面以外の重要性について実感しました。例えば、実際にユーザのヒアリングを行うことや、「あったら良い機能」が本当にユーザが必要な機能か洗い出すといったことなど、個人で開発していても考えないようなことに今回は挑戦することができました。
「エンジニアはコードを書くだけが仕事じゃない」ということを心に留めておきたいと思います。